AGAの要因とヘアサイクル
フィンペシアは男性型脱毛症とも言われているAGAの治療薬として使用されています。フィンペシアはインドのシプラ社が製造販売しており、プロペシア同様フィナステリドが含まれている薬です。 AGAは男性ホルモンの一つであるテストステロンが、5αリダクターゼと結合することによって作られてしまうホルモンが関係しています。この結合されてできたのがジヒドロテストステロンと呼ばれるものであり、ジヒドロテストステロンは毛乳頭細胞にある男性ホルモン受容体と結合することでヘアサイクルを乱してしまいます。 髪の毛は正しいヘアサイクルによって生え変わりをしていますが、AGAの場合はヘアサイクル自体が乱れてしまうので、成長期が短くなり細くてか弱い毛が増えます。その結果しっかりとした毛が目立たなくなり、髪の毛が薄くなります。
フィンペシアの効能と注意点
フィンペシアはヘアサイクルを正しいものにし、毛髪自体を短くて細いものから太くてしっかりとしたものにする効果があるため治療薬として知られています。 なおフィンペシアは1回服用しただけでは効果はあらわれません。ある程度継続して服用することが大切であり、ホルモンに関係する薬のため飲み忘れてしまうと、効果が薄れてしまいます。また似たような効果がある薬とは併用できない、既往症がある人は注意が必要など気を付ける点もあります。さらに男性ホルモンに作用する薬なので、女性や小さな子供には特に要注意です。皮膚から吸収されることが分かっており、妊娠している女性が使った場合、胎児が男児であると外性器の成長に影響を与えてしまう危険性があります。
お薬は用法容量の厳守と継続が重要
フィンペシアは1日1回服用するのみであり、多く服用したからと言ってAGAを早期に食い止められるわけではありません。飲み忘れが生じた、早く効果を実感したいなどの理由から1日の量を超えて服用してしまうと副作用が現れやすくなり、男性機能や肝機能が低下する、うつ状態になるなどの副作用が出てしまう可能性が高くなります。現在、AGAの対応をしているクリニックで処方してもらうことが可能ですが、個人輸入を通じて手に入れることも可能です。その場合は十分に注意をし、信頼のできるサイトを利用することがポイントとなります。 成分であるフィナステリドには、ヘアサイクルを整えAGAの進行を遅らせることができます。一度に多く服用してもすぐに解決できるわけではなく、継続しての服用が大切となるので、忘れないように服用するようにします。